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帯状疱疹予防ワクチン(シングリックス)

今年は帯状疱疹の患者さんが多い、という話をよく聞きます。正確な統計ではありませんが、そう感じている施設は多いようです。

小児の水痘が激減しているので、大人が水痘の子供と接する機会が減り、水痘ウイルスへの免疫が下がり、帯状疱疹を発症するリスクが上昇しているのは明らかです。

コロナワクチン接種が関係しているかはまだよくわかっていません。

 

帯状疱疹を発症すると、ほんと大変です。痛みが何ヶ月も続くことも少なくありません。

顔面に発症すると長期に渡る顔面神経麻痺やめまい・耳鳴り・視力低下等が続くこともあります。

帯状疱疹は予防するワクチン(シングリックス)がありますので、50歳を超えたらぜひワクチン接種を

お勧めします。最近シングリックスの接種希望で来院される方がだいぶ増えてきました。

予防効果は相当高く、10年程度は予防効果が持続することが証明されています。

ワクチンの値段が高いのが唯一のネックですが、ぜひご検討ください。