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ファイザー:5歳以上も接種対象へ

コロナワクチン、いよいよ5歳以上から接種という世界が見えてきました。

幼稚園・小学校でのクラスターを減らす効果はあるでしょうが、そもそも重症化はほぼゼロ世代の

ワクチンをどう捉え、進めていくかは慎重な議論が必要と思います。

 

当院にも中学生・高校生のコロナワクチン接種の来院が増えてきました。

学生さんが来やすいように、日曜祝日も接種しています。

ひとまず11月までは全力で接種していきましょう。

(NHKニュースより)

アメリカの製薬大手ファイザーとドイツの企業ビオンテックは、今は新型コロナウイルスワクチンの接種の対象になっていない、5歳から11歳の子どもについても、ワクチン接種による中和抗体の増加や安全性が確認できたとして、この年齢層の子どもにも接種対象を拡大するよう、近く、アメリカのFDA=食品医薬品局に申請すると発表しました。

ファイザーなどが開発したワクチンは、アメリカで16歳以上について正式に承認され、12歳から15歳に対しては緊急使用の許可が出されていますが、12歳未満の子どもも使用できるように、臨床試験が行われています。

ファイザーなどは20日、5歳から11歳の2200人余りを対象にした臨床試験の結果、中和抗体の増加と安全性が確認できたと発表しました。

それによりますと、臨床試験では、ワクチンの成分の量を減らし、通常の3分の1にあたる10マイクログラムを21日間の間隔をあけて2回接種した結果、2回目の接種から1か月後の中和抗体の値は、16歳から25歳のグループでみられたのと同じ程度に増加したということです。

また副反応も、16歳から25歳が対象となった臨床試験でみられたものとおおむね同様だったとしています。

ファイザーは、アメリカのFDAにこれらのデータを提出し、近く、5歳から11歳の子どもにも接種対象を拡大するよう申請するとしています。

また、EU=ヨーロッパ連合をはじめ、各国の規制当局ともデータを共有するとしています。

アメリカ小児科学会によりますと、アメリカで今月9日までの1週間に新型コロナウイルスに感染した子どもの数は、少なくとも24万3000人余りと、過去最も多い水準が続いています。

また、CDC=疾病対策センターによりますと、変異ウイルスのデルタ株の拡大に伴い、入院する子どもの数が増えているというデータも報告されています。

多くの地域で学校での対面授業が再開される中、ワクチンが接種できる年齢に達していない子どもを、どのように感染から守るかが課題となっています。