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ケガ、やけど 消毒しない湿潤療法について

松村医院では、転んで怪我をした、すりむいた、鍋でやけどした、などの処置もしています。内科ではしてもらえないと思っていた、とよく言われますが、いろいろ治療用具を取り揃えています。縫合が必要でない程度の傷ならきっちり対応できます。

ぼくが小さい頃は、怪我をしたらオキシドールで消毒されていました。泣くほど痛かったです。そしてガーゼを当てていましたが、傷にベッタリひっついて、剥がすときこれまた泣くほど痛かったです。

平成16年頃から「湿潤療法」という治療が注目され始めていました。傷は消毒せず、しっかり保湿すれば劇的に早く治ることがわかってきました。しかも痛みもすぐ消えます。1に消毒、2にガーゼ、といういままでの治療とあまりにかけ離れていたので、広まるまでには時間がかかりましたが、今ではキズパワーパッドなどの商品としてドラッグストアでもならんでいます。

松村医院は傷の消毒はしません。オキシドールもイソジンも置いてません。プラスモイスト、ハイドロコロイド等の被覆材を置いています。治療方針としては、

1)しっかり流水で洗う。

2)キズに応じた被覆材を使用し保湿する。

3)自宅でのケア方法をお伝えし、自宅で定期的に張替えていただく。入浴制限はありません。

4)数日後診察に来ていただく。

この方針で綺麗に治ります。

 

興味がありましたら、湿潤療法の第一人者、夏井先生のホームページを御覧ください。